お遍路に行ける体力と気力
お遍路は「行きたい!」と思えたら、いつでも行ける場所です。
でも、本当にお遍路をするためにはご自身の状態をご自身で判断する必要があります。
区切り打ちをするとしても「2日〜3日はお寺を歩きまわれる体力と最低限の気力」が必要です。
ご自身の状態を、まず確認することから始めましょう。
まずは、現在の調子を確認しましょう
「お遍路」に行けると思われる方
・とにかくお遍路に行って自分を変えたいと強く思っている
・神頼みではなく、「自分の力で道を開くしかない」と少しでも思えること
・停滞期で症状が落ち着いている
・普通に外出することはできる
・ある程度の自己判断能力と責任能力は復活している
・ビル5階分くらいの階段登り降りはできる体力がある
・必要最低限、知らない人とも会話ができる
まだ「お遍路」は避けた方がよいと思われる方
・発病して間もない急性期の方
・手が震える、動悸がするなどの症状が出ている方
・まだ外に出るのが怖い方
・寝込むほど調子が悪い日がまだある方
うつ病は、人からは一見してもよくわからない病気ですから、最終的に判断するのは、自分自身しかありません。
心療内科を受診している人は、担当医に相談しておくと安心です。
四国お遍路は、どの交通手段を選んでも決して楽な道中ではありません。現在の状態は、ご自身が一番よくわかっているはずですから、ご自身が「いける」と判断できたときが、「行き時」です。
お寺を回る方法は色々ありますが、ご自身の体調と自己責任能力に応じた手段を選ぶことも、とても大切な準備のひとつです。
Sponsored Link
関連ページ
- お遍路準備A|「十善戒」と「三信条」
- 四国お遍路の道中、常に頭においておくべきなのが「十善戒(じゅうぜんかい)」です。 「十善戒」は、諸戒の中でも基本となるお大師様のお言葉です。また、「三信条」は、お遍路をしている最中に到達すべき心の状態を示しています。 事前に一度目を通しておきましょう。
- お遍路準備B|仏前観経次第
- 88か寺すべての本堂と太子堂の前で読見上げる、お経と真言の集合体です。仏前観経次第は、写経をすることと同じ意味があるといわれています。
- お遍路準備C|「参拝のお作法」を知る
- 四国お遍路で「うつ病」を寛解することができた管理人が送るお遍路情報サイトです。うつ病を寛解させた管理人がお届けする体験記です。実際にお遍路へ出かける前に準備したいものなどをご紹介しています。
- お遍路準備D|必要なお遍路グッズ
- ここでは、数あるお遍路グッズを、「絶対に必要なもの」、「絶対必要だけど家から持って行けるもの」「あったほうがよいもの」、「どちらでもよいもの」の4種類に分けてみました。ご参考までにご覧ください。
- お遍路準備E|交通手段を選ぶ
- 四国お遍路をするには、色々な交通手段があります。歩きお遍路やバス利用など、さまざまな方法とうつ緩和期待度をご紹介します
- お遍路準備F|行く日を決める
- 「お遍路に行きたい!」と思ったら、思い立ったが吉日。 お寺は年中無休。いつでも行けるのが、お遍路の魅力でもあります。 とはいえ、お遍路がしやすい季節とそうではない季節が、あるにはあります。 また、「区切り打ち」なら、土日祝日よりも平日のほうが落ち着いて廻れたりもします。 ここでは、出発日の選び方のコツをご紹介しましょう。
- お遍路準備G|実際に役に立つ!「四国お遍路」のガイド本
- 「四国お遍路に行く」ことを決意したら、まずは最初の計画を考えます。 (参照記事⇒お遍路のモデルコース) その計画を考えるために、1冊は持っておきたいのが「四国お遍路」のガイド本です。 もちろん、ネットから入手できる情報だけでも、充分計画は立てられますが、道中の移動中を含めても、紙のガイド本は非常に役に立ちます。 ここでは、実際のお遍路に役立つガイド本をご紹介します。