結縁日にお参りすると縁が深まる四国遍路

「お大師様」「13仏」の結縁日はいつ?

結縁日って、いったい何?

「縁日」と聞くと、何となくお祭りのようなイメージがわきますよね。

 

でも、本来、「縁日」というのは、「神仏との縁が深い日」を指す言葉です。「結縁日」ともいいます。

 

実は、神仏ごとに特定の「ご縁日」があり、その日にお参りすると、特に深い縁を結ぶことができるといわれています。

 

毎年、日本各地で「縁日」が「お祭り」になっているのも、それを祝うことから始まったというわけです。

 

四国お遍路を巡礼していると、お大師様はもちろん、さまざまなご本尊様に出会いますが、その仏さまにも、「縁日」があります。「縁日」に巡拝すると、ご縁が一層深まるといわれています。

 

また、13仏には、「縁年」もあり、それが「干支」で表現されています。そのため、誰にでも「生まれ年」に縁のある仏さまがいらっしゃいます。

 

※13仏については「13仏真言」に出てくる13仏とは?」で詳しくご紹介しています。

 


お大師様のご縁日

お大師様の「生誕日」、「入定日」(命日)が「縁日」です。

 

3月21日 ご入定日 ※毎月21日も、結縁日になっています。
6月15日 生誕日

 

特に、ご入定日となっている3月21日は、「正御影供法要」という、盛大な法要が執り行われるところが多いようです。

13仏の「ご縁日」

不動明王(ふどうみょうおう) 毎月28日、9月28日
釈迦如来(しゃかにょらい) 毎月30日、4月8日、2月15日
文殊菩薩(もんじゅぼさつ) 毎月25日
普賢菩薩(ふげんぼさつ) 毎月14日
地蔵菩薩(じぞうぼさつ) 毎月24日、8月23日・24日(地蔵盆)
弥勒菩薩(みろくぼさつ) 毎月5日
薬師如来(やくしにょらい) 毎月8日、1月8日(初薬師)
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ) 毎月18日、7月9日・10日(大縁日)
勢至菩薩(せいしぼさつ) 毎月23日
阿弥陀如来(あみだにょらい) 毎月15日、春秋のお彼岸
阿しゅく如来(あしゅくにょらい) 毎月4日
大日如来(だいにちにょらい) 毎月28日
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) 毎月13日

13仏の縁年

生まれ年にあたる仏さまは、その年生まれの「守護仏」とも言われています。

 

不動明王(ふどうみょうおう) とり年(酉年)
釈迦如来(しゃかにょらい)
文殊菩薩(もんじゅぼさつ) うさぎ年(卯年)
普賢菩薩(ふげんぼさつ) たつ年(辰年)、へび年(巳年)
地蔵菩薩(じぞうぼさつ) -
弥勒菩薩(みろくぼさつ) -
薬師如来(やくしにょらい) -
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ) うま年(午年)
勢至菩薩(せいしぼさつ) -
阿弥陀如来(あみだにょらい) いぬ年(戌年)、いのしい年(亥年)
阿しゅく如来(あしゅくにょらい)
大日如来(だいにちにょらい) ひつじ年(未年)、さる年(申年)
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) うし年(丑年)、とら年(寅年) 
千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ) ねずみ年(子年) 
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「星供養」とは、生まれ年によって違う「宿星」を供養し、その年の安泰を祈る祈祷のこと。毎年、「節分」の時期に行われる、真言密教の行事のひとつです。 実は、真言密教には、「密教占星術」という秘法があり、これも、お大師様が唐から持ち帰り、伝えられたものです。これにも、数多くの秘法がありますが、その中のひとつ。「三九秘要法」で用いる「宿曜道(密教占星術)」は、「人間の現在過去未来」まで見通します。
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四国には、88か寺以外にも、お大師様ゆかりの寺院が、数多く存在しています。 その数、実に、200以上ともいわれるほど! お大師様の生誕地であり、修業の地でもあった四国。 それだけに、ご縁のある寺院が、実に多いのです。 中でも、「別格20霊場」(別名「番外札所」)といわれる札所が、20か所あります。 この「別格20霊場」とは、何なのでしょうか?
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