四国お遍路|お礼参り|京都・東寺(教王護国寺)

四国お遍路|お礼参り|京都・東寺

四国お遍路|お礼参り|京都・東寺(教王護国寺)

お礼参りの基本は「高野山」ですが、お大師様のゆかりの京都・東寺(教王護国寺)にも行ってきました。四国お遍路に行く前に、東寺に行くっていう方も多いそう。

 

さて、この東寺。実は、関西圏に住んでいるにも関わらず、初訪問です。「近いから、いつでも行ける」と思うと、かえって行かないものですね(大汗!)。

 

東寺は、京都への玄関口。七条の手前にあります。新幹線の車窓からも、五重塔が見えますよね。その五重塔がある場所が、東寺です。

 

近鉄・京都線「東寺駅」から、歩いて4〜5分ですが、五重塔が見えているので、それほど遠い感じはしません。

 

月に一度の「弘法市」。人でいっぱいの「東寺駅」

 

お遍路も、高野山も、愛車で回りましたが、東寺へは電車を利用しました。
この日は、月に1度の「弘法市」がある日。しかも、土曜日! 車で行くと、駐車場がなくて困りそうなので、いつもと違う交通手段を使います。

 

 

午前11時前、東寺駅到着。ドドッと人がたくさん降りていきます。こんなに人が下りることに、驚きです。

 

 

改札を出たところも、大混雑! 東寺まで約200mって、出てます。近いですね。

 

 

広い通りとぶつかる交差点からは、五重塔が見えます。ここも、大混雑。横断歩道を渡り切ると、お堀(?)にそって、歩道を歩きます。
もともと混んでるけど、何やら、人だかりが… あれ? とり???

 

 

鳥発見…。どう見ても、野鳥です。こんなに人が多いのに、微動だにしません。

 

 

なんてゆう名前の鳥でしょうか?? メチャクチャ、ガンミしてます…。よく見ると、コワもてです。

 

 

 

 

 

 

東寺に入るのだ!!

歩道にまで店が並んでいるせいで、さらに大混雑。なんと、入り口(南大門)にまで露店あり。恐るべし、弘法市・・・。

 

 

ぎゅうぎゅう〜〜!! むぎゅぅうう〜〜っ><

 

 

人の波の向こうに見えるのは、本堂か??

 

 

門を潜り抜けると、視界が開けた。露店だらけ〜〜〜〜〜。恐るべし、弘法市・・・。
東寺の本堂は、「金堂」というそうな。まずは、金堂にむかって、歩きます。

 

 

この界隈は、古道具屋さんが多いなぁ…。不思議なものがいっぱいあります。

 

 

 

ようやく金堂前に到着。

 

 

弘法市のせいか、京都という大観光地のせいなのか。今までのお遍路や高野山巡礼とは全く違う雰囲気。もちろん、お遍路さんの姿をしている人もいない。
そういう私も、東寺には百衣を着てきませんでした。やっぱり、お遍路とは違う感じです。


五重塔、金堂、講堂にお参りする

さて、南大門正面の拝観は終えましたが、五重塔や講堂、そして金堂の中に入るには、有料受付に行かねばなりません。
それにしても、どこにその受付があるのか、すぐにわからない。再度、露店をうろうろしていると、さっきの南大門の近くにありました。

 

 

だ〜っ。こちらでしたか。大人1枚800円です。

 

 

このパンフを頂いて、中に入ります。拝観できる三か所は、いずれも中は撮影禁止なので、このパンフに載ってる仏像さんたちが、メモリアルになります。

 

五重塔

 

 

最初に見えてくる「五重塔」。

 

 

近くで見ると、やっぱり大きい。長い歴史の間に、何度か焼失した「五重塔」。
今たってるのは、徳川家光が再建したそう。徳川三代目か〜。それでも、500年は前だもんね。スゴイです。

 

 

詳しくは、こちらの看板に書かれていました。

 

 

こんな感じで、中に入れます。1F部分のみ公開されていました。

 

金堂

 

続いて、「金堂」へ。薬師如来がご本尊です。横の入り口から中に入れます。

 

 

今の金堂は、豊臣秀頼が再建したもの。日本史の重要人物がどんどんでてきます。それだけ、東寺がすごいってことですね。

 

講堂

 

講堂は、金堂の後ろにありました。朱色の柱が鮮やか。

 

 

この講堂の中にある仏像さまたちが、すごく素敵だったんですよ。仏像で、立体曼荼羅をあらわしてるんですよね。中央に「大日如来」。それを囲むように、いろいろな如来様、仏様がたくさん。
ココが一番印象に残ります。

 

 

それにしても、この修学旅行生?たちの多さたるや…。京都って、ほんと多いですよね。さすが、1200年のみやこ。
講堂を出たところで、「大師堂」や「納経所」はどこなの???と我に返る。。。わからない。見ると、来た時の入り口とは別の出口があって、そこの人に確認。
有料エリアを出ると、正面にあるのが「食堂」。左奥にあるのが、「大師堂」。なるほど。それにしても、東寺、広すぎ。

大師堂(御影堂)

おお!大師堂だーーー! その昔、お大師様はここに住んでいたんですよね。高野山に行く前。

 

 

人、人、人…。人でいっぱい…。

 

 

靴を脱いで、上に上がれるんですが、、、その横に!!!! 納め札箱発見〜〜〜〜!!!!
お遍路をすると、この納札箱には、異様に反応してしまいます。そりゃ、88か寺×2枚を入れ続けてきたわけですから、見るとうれしくなります。
早速、持参した「納め札」を入れました。東寺では、ココ以外に修め札箱を見てません。ここだけだと思います。

 

 

ちなみに、上に上がるとこんな感じになります。

 

 

ちょうど、大師堂(御影堂)の真向いにある、大日堂に行く御坊様たちに遭遇しました。これだけ沢山のお坊さんを見るのは圧巻です。

 

大師堂(御影堂)の真裏には、秘仏「不動明王」

 

 

大師堂の真裏には、不動明王を祀る場所があります。秘仏なので、扉は閉ざされたまま。
でも、21日は、ここで護摩を焚く様子を見ることができます。ちょうど、12時半の護摩焚きを見ることができました。

 

 

ちょうどこの建物の真向いに、護摩木の申し込みができます。200円。これを焚いて、願い事成就を祈ってくれます。
護摩焚きを見るのが大好きなので、見れて良かったです。

 

ちなみに…

 

 

東寺主催??「四国お遍路区切り打ち」って、あるんですね。驚きました。東寺のツアーで行くと、御坊様と一緒みたい!!これって、ちょっと魅力的ですね。


納経所を探して、食堂へ!

さて、最後の「納経所」は、「食堂」内にあります。「食堂」と聴くと、ご飯を食べる場所?と連想しますが、どうもココは違います。
「食堂」と書いて、「じきどう」と読むそうな…。東寺のHPを見ると、「食堂は生活の中に修業を見出す場所」とある。ふーむ。。

 

 

ここから、中に入ると…

 

 

えぇ〜〜〜?! マジですか〜〜!!ってほどの人の列…。なんと…!! コレ、納経待ちの列。
コレを並ばないと、御朱印を頂けないのです。がーーーーん。 四国お遍路、高野山含めて、納経所でこんなに並んだことありません。

 

 

40分経過…。ようやく、私の番がやってきました。恐るべし、東寺。。。というか、弘法市の日だから余計こうなのかもしれない。
ご朱印は、どこの札所でも見たことないほど、1字1字ものすごく丁寧に書いてくれました。

 

こちら、左側が東寺の御朱印。

 

ちなみに、右は先月頂いた高野山大伽藍金堂の御朱印。

 

弘法市はスゴかった

ご朱印を頂戴したので、後は、心置きなく、弘法市を見学します。

 

 

古着屋さん。

 

 

ちりめん山椒屋さん。。

 

 

植木屋さん、花屋さんエリアは、ほんと店が多かった。他にも、かき氷、焼き栗、お好み焼きなどなどの飲食系も多々。生魚を売ってる店まで!
すごい規模の市ですね。弘法市って。

 

 

弘法市で、素敵な苔玉を買いました。小さな紅葉が生えてるやつで、超かわいいです。

 

さて…それにしても、この日の気温!! ほぼ真夏並み。体感温度35度以上!!!暑すぎる…>< で…。思わず、、、

 

 

吉野家で生ビールのんじゃいました…。ほぼ一気のみ。全然酔わない。

 

帰り道。東寺駅前にある、モスバーガーの看板が面白かった。

 

 

「今日は月に一度の弘法市ですね。私はまだ行ったことないので、いつか行ってみたいです…」って。。。面白すぎ!
200mしか離れてない場所で働いている人が、行ったことないんですもん。関西在住○十年の、管理人が行ったことなくても不思議じゃないですわ〜。

 

お・ま・け

大師堂の入り口の内側に、こんな言葉がありました。いいお話。

 

 

お大師さまのお言葉 
仏智を証せんと欲わば、局執すべからず

 

仏の智慧を得ようと願うならば、
自分の心に固執してはならない。
悟りとは、「我に対する執着」を知ることです。
「自分はエゴの固まりであった」と気づくことです。
そのためには、苦労から逃げ出さないことです。
それが、あなたの「生活」という名の修行です。

 

 

東寺(教王護国寺)

 

京都駅からも歩けますが、近鉄「東寺駅」からが一番便利です。

 

 

各種催しなどは、公式サイトで確認を!⇒東寺の公式サイト

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